アナログな側面が残る不動産業界にあって、AIを積極的に活用して効率的な不動産サービスを提供しているのが中古不動産のポータルサービス「Renosy(リノシー)」です。
株式会社GA technologiesが運営しています。
不動産投資、物件購入、クラウドファンディングなどさまざまな分野にAIを導入して、便利で効率的なサービスを提供する不動産サービスです。そんなリノシーの特徴と評判、メリットやデメリットなどを詳しく見ていきましょう。
Renosyの主な特徴はAIを使った自動分析
リノシー(Renosy)では、投資先の物件を選ぶのはAIです。データをAIが分析して、客観的に利益効率の高い物件を重点的に選んでくれるのが大きな特徴です。
また、資金計画から設置したい家具まで、あらゆることを担当エージェントがコーディネートしてくれるため、ワンストップで任せられるという便利さもあります。
通常、物件の管理手数料には家賃の3%~5%程度が必要ですが、リノシーでは月額1,080円の管理手数料を支払うだけで、家賃の金額にかかわらずあらゆる管理を対応してくれるのが大きな特徴です。
さらに、専用アプリを用意しており、物件の申し込みや管理運用などのサポートが受けられます。
リノシー(Renosy])のメリットは入居率とコスト面!
リノシーでは、都心部を中心に入居率の高い中古ワンルームマンションを多く扱っています。リノシーの公式ホームページによると、その入居率は98.9%と非常に高く、入居者が見つからないリスクがないのが安心できるポイントです。
実際、リノシーの所有する物件はおしゃれできれいな物件ばかりですので、中古物件といってもいかにも古びた外観で入居者が集まらないという心配はないでしょう。
リノシーは小資本でも投資可能で副業に最適
リノシーではクラウドファンディングによる不動産投資も行なっています。
クラウドファンディングとは、投資家から出資を募って、その資金で不動産を購入・運営、その利益を出資者に返すという形の投資です。
自分で投資用の物件を購入するのと違って、1万円程度からの少額資本で投資ができ、物件の取得や管理もすべて業者に任せられます。
そのため、投資初心者や資金の少ない方でも始めやすく、リスクの少ない人気の投資方法です。リノシーでは、これまでクラウドファンディングで10億円以上集めた実績があるので、その人気のほどがうかがえます。
このような特徴のあるリノシーですから、年収が少なくても気軽に不動産投資が始められるのが大きなメリットです。
利用者の割合を実際に見てみると、年収500万円から700万円未満の方が最も多く、次いで年収500万円未満の方が多数を占めています。
つまり、利用者の半数以上は一般的な会社員やOLであり、副業として気軽に不動産投資を始めているのです。「不動産に投資する資金なんてない」とあきらめていた方にも大きなチャンスがあります。
リノシーにさまざまなメリットがあることをお伝えしてきましたが、なかでも最大のポイントは、テクノロジー企業の運営するサービスであることです。
ユーザーが増えるほど、不動産投資関連のデータが企業内に蓄積されます。
蓄積されたデータは、データ分析の専門家やAIによって分析され、それを活用してより良いサービスを開発するという仕組みになっているのです。
つまり、利用者が増えれば増えるほど、さらなる進化が期待できるサービスと言えるでしょう。
ここまで見てきたところで、リノシーは非常に期待できそうな不動産投資サービスであることがわかりましたが、その信頼性はどうなのでしょうか?
リノシーはベンチャー企業だが信頼性は高い
まず、運営会社の株式会社GAtechnologiesを調べてみると、2013年に3人でスタートしたベンチャー企業であることがわかります。
ただ、その後の成長スピードは凄まじく、5年目にして96億円の売上高を記録し東証マザーズにも上場、現在、社員数は300名超です。
また、宅地建物取引業免許、建築業許可、一級建築士事務所登録など必要な免許登録はちゃんとあり、顧問の弁護士、税理士、社労士、監査法人もしっかりついています。
また、さまざまな関連団体や学会にも加盟しており、首都大学東京や横浜国立大学などとも共同開発を行うなど、企業としてかなりしっかりしている印象です。
代表取締役は、24歳までサッカーJ2に所属していたという異色の経歴を持つ「樋口龍」という方ですが、経営陣には優秀な人材を集めており、監査役や社外取締役もエリートで固めています。
コーポレートガバナンスもしっかり機能しており、高い評価を与えられる企業といえるでしょう。
リノシーのデメリットは中古物件と元本保証
多くのメリットがあることがわかったリノシーですが、押さえておくべきデメリットも存在します。まず、リノシーの取り扱う物件は、居住用も投資用も含めてすべて中古マンションです。
リノシーのメインターゲットが年収500万円前後の一般的な会社員ですので、中古マンションに特化して物件の購入費用を抑えています。
これは気軽に不動産投資が始められるという点ではメリットですが、都内で1億円程度の新築マンションに投資したい方には向いていません。
新築も中古も両方を視野に入れていろいろ比較して物件を決めたいという人にとっても、判断材料が少なくなってしまうデメリットにもなるでしょう。
また、クラウドファンディングですが、リノシーでは投資金の元本が保証されていません。
そのため、少額で始められるといっても損失を被るリスクはあります。
さらに、運用期間中の利回りの保証もなく、月ごとに分配金は変動します。リスクの少ない少額投資ではありますが、損失を被る可能性も否定できない以上、投資は余裕資金で行う方がよいでしょう。
また、システムの便利さや管理費の安さなどの点では多くの人が評価していますが、担当者によって顧客対応のレベルがバラバラという口コミもいくつか見つかります。
不動産投資について知識が乏しいと思われる新卒1年目の新人が担当することもありますし、不動産業界によくいる軽い雰囲気の若者も多いという声がありました。
もちろん真面目で優秀な方も在籍していますし、新人に当たっても不安なところは後ほどベテランの担当者がしっかり補足してくれるので、そこまでデメリットと見るほどのものではないでしょう。
こうした否定的な口コミは、不動産投資業界によく見られるものだと思います。
とにかく人手がいらないAIは一般不動産業界の社員から悪く入れてしまうのも理解できます。
リノシーの評価ポイントとおすすめできる人まとめ
- とにかく安く不動産投資を始めたい人
- AIに全部任せてリスクを分散したい人
- 中古マンション投資に興味のある人
- 余剰資金の副業で投資を始めたい人
ここまで詳しく見てきたように、リノシーがお勧めできるのは、年収500万円前後の一般の会社員や、投資資金をあまり多く用意できない不動産投資の初心者と言えるでしょう。
中古ワンルームマンションといっても都心部にある人気の高い物件ばかりですので、入居者が集まらないというリスクは回避できます。
また、月額たったの1,080円で管理や集金などの手間が一切不要なので、「不動産投資は物件管理がたいへんそう」と避けていた人でも大丈夫です。
なお、デメリットや否定的な口コミもありますが、実際の評判は自分で確かめるしかありません。
資料請求や話を聞くだけなら無料ですし、不動産投資を始めてみたいと思った方は気軽に試してみてはどうでしょうか?