AI投資のリスクと失敗例!初心者が事前に知っておくべきポイント

『投資・資産運用は専門知識やノウハウがなければ難しい』という固定観念を払しょくしたのがAIサポートの投資方法です。

過去何十年に及んで蓄積されてきた投資市場のビッグデータをAIが徹底分析し、確率の高い将来予想を構築する全く新しいトレードシステムです。

いわゆるヒューマンエラーを排除することで、セオリーに忠実な資産運用が可能となり、どのような相場局面でも客観的にトレードを進められるメリットがあります。

ですが、本当にAI投資に丸投げしておけば、大事な資産が拡大していくものなのでしょうか?

今回は、AI投資のリスクや注意点について詳しく紹介します。

AI投資で失敗するリスクって何?

全く投資の知識がない方でも、AI投資ならば今すぐにでも始めることができます。

老後の不安が増す日本社会では、出来る限り確実に資産を増やすコツコツ方の投資術に注目が集まっています。

ですが、メリットばかりを見てしまうと、思わぬ失敗を犯してしまうものです。

AI投資のデメリットやリスクをあらかじめ理解しておくのは大事でしょう。注意すべきリスク・デメリットは5つです。

  1. 資産を大きくするのに何十年も掛かる
  2. 資産運用の手数料が年利1%前後かかる
  3. 運用益に対して税金が発生する
  4. NISA(少額投資非課税制度)が適応されない
  5. 市場変化で元本割れのリスクがある

 

AI投資は資産を大きくするのに何十年も掛かる


ロボアドバイザーなどのAI投資の場合、ほとんどが長期投資で利益が出せるようにプログラムされています。ここがローリスク・ローリターンとされる所以です。

よく『億り人』になったトレーダーの話を聞くと、彼等はディトレとかスキャルピングといった短期間売買を繰り返し、細かな利益確定をドンドン積み重ねていきます。

しかも証拠金(口座に入れてある資金)の何倍ものレバレッジを効かせて信用買い(借金買い)をしますから、成功する時は大きな利益を得ることが可能です。

AI投資には、このような高い利益性がありません。

資金を倍にするのに5年ぐらい掛かることでしょう。

ただし、レバレッジ型の短期投資はハイリスクで、場合によっては破産までいってしまうリスクもあります。そういった危険が低いのはAI投資のメリットでしょう。

資産運用の手数料が年利1%前後かかる


投資信託系や株式投資系のAI投資を利用する場合、その手数料が発生します。一般的な手数料の相場は年利1%前後です。

10万円の資金であれば1000円が年間の手数料と少額ですが、もし1000万円単位で投資を行なえば、黙っていても10万・20万円と支払いが生じるので、決して無視できるコストではありません。

自分の判断で投資すれば不要の費用であり、もともと利回りが低い現実を思うと、手数料の高さはリスクになりがちです。

運用益に対して税金が発生する


投資によって生み出された利益には必ず所得税が加算されます。2019年現在で、キャピタルゲインに対する課税は20.315%となっています。

例えば年度内に、AI投資でトータル50万円の利益が発生したとしましょう。

ランニングコストを差し引いた純利益が40万円だとして、この場合の納税額は81260円です。

40万円の内8万円も税金として支払いますので、これも利回り計算に入れておかなければなりません。

またこの収入は、雑収入として個人的に確定申告を行う必要があります。サラリーマンのように給与得のある方は、かなり面倒ですが必ず確定申告で払い過ぎを是正しましょう。

NISA(少額投資非課税制度)が適応されない


老後不安の対策として政府が施工したのがNISAです。これはある一定額以下の投資利益を非課税にする制度です。

最高120万円までの年間利益が非課税になり、しかも5年継続でトータル600万円までのお得な制度です。

年金の補てんのために設けられた制度ですが、実はAI投資による資産運用が適応されません。

実質的な運用利回りが、この税免除の特典を上回るレベルでないと、AI利用のメリットがなくなってしまいますのでご注意下さい。

市場変化で元本割れのリスクがある


いくらAIがビッグデータを分析して、ベターな資産運用をしているからと言って、バブル崩壊や恐慌相場のように市場が激動するような場面では、やはり被害を回避できない事があります。

そこで勧められている投資法が分散型投資で、AI投資でも株式・FX・不動産・金や先物など、複数の相場に資産を振り分けて投資するのがセオリーです。

これによってリスクヘッジ効果が得られます。

AI投資で初心者が失敗するパターン

 
初心者の方でも普段忙しく働いている方でも、AI投資なら日常生活を煩わされることなく資産運用が可能です。

ですが、そのメリットが生かされずに失敗してしまうケースが後を絶ちません。

どうして、その様な事態になってしまうのかと言いますと、AI導入ありきで飛びついてしまうからです。

現在、あらゆる業界でAI化が進められていて、一般社会でもAIの活躍が目立つようになってきました。

そのため、AIは万能だという迷信が広まっているきらいがあります。

例えば株式投資のAIトレードを見ますと、確かに過去のデータ分析によって、チャートやテクニカル指標から相場予想をする精度は高まっています。

ですが、相場はいつもセオリーを覆す不思議な動きを繰り返していて、AIの予想は50%以上をキープするのも難しいという現実があるのです。

この事実を理解せず、とにかくAIに任せておけば安心だという判断によって損をしてしまうことがあります。

そこで、AIは提供している会社によって能力も知識習得レベルもまるで違うと事を知っておきましょう。

生まれたばかりのAIは、赤ん坊と同じように頭の中が真っ白です。

そこに適切な情報を蓄積させ、更にディープラーニングを促進させるための教育が欠かせません。

つまり、この学習の手引きが悪ければ出来の悪いAIになりますし、良ければ信頼度の高いAIに育つわけです。

ですから利用する側も、せめて過去の利回り実績を丁寧にチェックし、目的とする投資手段に併せてAI投資の選択をしなければなりません。

AI投資で失敗しないためにできること


ここまでAI投資のリスクや失敗のポイントを紹介しました。そこから分かるAI投資の成功のポイントは2つです。

AI投資のタイプを把握する(運用実績を徹底チェック)

提供されているAIによって、投資内容ごとに発揮される能力が違います。どの投資対象の利回りが高いのか、カテゴリー別に把握すると良いでしょう。

株式が強くてもFXに弱いとか、デリバティブでも商品によって成功率の差があります。

これは過去の実績を比較検討すれば、ある程度の目安が立つでしょう。

長期投資をベースにして、積立投資でリスクヘッジ

短期でどんどん利益確定をするのではなく、長期投資でじっくりと攻めるべきです。

投資市場の相場は、基本的に右肩上がりである点に注目です。インフレ率を差し引いても、十分に高利回りを発生させていることを理解しましょう。

100年前の相場価格と50年前の相場、そして現在を比較すると分かります。

長期投資であれば損益を回避して、利益を拡大させる可能性が高いのです。

また積立投資をリスク回避の目的で用意しておきましょう。

世界的恐慌に会ってもこれは損益を発生させません。分散型投資のひとつのメニューとしておすすめです。

おすすめの記事